仏ロレアル(L’OREAL)は、1月5〜8日(米国時間)に開催された世界最大のテクノロジー見本市「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2023」で最新ビューティデバイス“ハプタ(HAPTA)”と“ロレアル・ブロウ・マジック(L’Oreal Brow Magic)”を発表した。消せるタトゥーのパイオニア企業であるプリンカー(Prinker)と提携し開発した眉毛プリンター“ロレアル・ブロウ・マジック”は、今年発売を予定する。
“ハプタ”は、手や腕が不自由な人が自身で口紅を塗ることを可能にする携帯型の精密スマートメイクアップアプリケーター。360度回転、180度屈曲が可能で、クリック機能により直感的に目的の位置を設定することができる。内蔵したスマートモーションコントロールとカスタマイズ可能なマグネット式アタッチメントの組み合わせにより幅広い動きに対応し、容器の開封や細かい部分へのメイクも可能にする。
“ロレアル・ブロウ・マジック”は、消せるタトゥープリントのパイオニアである韓国のテックカンパニー、プリンカーと提携し開発した家庭用電子メイクアップアプリケーター。数秒で眉と顔の特徴に合わせてカスタマイズした眉毛メイクを実現する。ロレアルグループ傘下のモディフェイス(ModiFace)が持つAR(拡張現実)技術を用いてユーザーの顔をスキャンし、2400個の極小ノズルと最大1200ドロップスパーインチ(dpi)の印刷解像度が可能な印刷技術により最適で正確な眉毛メイクを提案する。使用方法はアプリのブローリーダーで顔をスキャンし、希望の眉の形、太さ、エフェクトを選択。専用のプライマーをブラシで眉毛に塗布し、1回の動きでプリンターがメイクを施した後、トップコートを塗って仕上げる。眉毛メイクは一般的なメイク落としで簡単に落とすことができる。