ファッション

“短命化”が進んでいる? 現代のクリエイティブ・ディレクター

有料会員限定記事

 2022年は、「グッチ(GUCCI)」のクリエイティブ・ディレクターを7年にわたって務めたアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)をはじめ、デザイナーの交代が相次いだ。その理由としては、同族経営が長く続いてきたブランドの経営陣交代に伴う再編や次世代へとつないでいくための若返り、業績改善を目的としたクリエイティブ部門の刷新などが挙げられるが、米「WWD」によれば、以前よりもさらに目まぐるしくトレンドが変化する中でクリエイティブ・ディレクターの“短命化”が進んでいるのではないかという。ここでは、主要ブランドのデザイナーを現職の在任期間順にリストアップし、その背景などを分析した。(この記事はWWDジャパン2023年1月23日号からの抜粋に加筆をしています)

 2023年1月5日時点のデータに基づき米「WWD」が作成。創業デザイナーや創業家出身のデザイナーを除き、およそ40ブランドのウエアのデザイナーを対象としている。※のピエールパオロ・ピッチョーリは08年からマリア・グラツィア・キウリと共に「ヴァレンティノ」のクリエイティブ・ディレクターを務めてきた。ピッチョーリ一人体制となってからの年数が7年

この続きを読むには…
残り3145⽂字, 画像2枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

GUCCI x ビジネスの記事

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。