「ミズノ(MIZUNO)」は、新作ランニングシューズ“ウエーブ リベリオン プロ(WAVE REBELLION PRO)”を発売した。シューズは“いかに早く走るか”をテーマに開発し、サブ2.5(フルマラソン2時間30分)を目指すエリートランナーがターゲットだ。価格は2万2000円(税込、以下同)。
同シューズ最大の特徴は、フォアフット(前足部接地)走法に特化して開発したソールだ。短距離スパイクにヒントを得て、あらかじめ前足部で接地しやすい角度に設定したほか、かかとの落ち込みを抑えるよう中足部に大きく厚みを持たせた。また着地時の衝撃を推進力に変化させるため、シューズ内部にはカーボン入りのナイロンプレートを波状に埋め込んでいる。
ミッドソールは、優れた反発力を持つ独自素材“ミズノエナジー(MIZUNO ENERGY)”を2層に分けて使用した。上部には、より軽く柔らかな素材“ミズノエナジー ライトプラス”を、下部にはクッション性が高い“ミズノエナジー ライト”を採用した。プレートが生み出す推進力を足に伝えつつ、確かなクッション性と安定性をもたらす。
カーボンプレート入りの厚底シューズは多くのメーカーが販売している。しかし、ソールの形状がここまでユニークなものは他にない。青井俊輔グローバルフットウエアプロダクト本部 パフォーマンスランニング企画課 課長は、「このシューズは、ランニングシューズの常識にとらわれず、フラットにアイデアを出すことから始まった。一度履けば、違いが分かる」と語る。同作のほか、サブ3.0向けの“ウエーブ リベリオン フラッシュ(WAVE REBELLION FLASH)”(1万7600円)、サブ3.5向けの“ウエーブ リベリオン ソニック(WAVE REBELLION SONIC)”(1万3750円)も販売。1年間でシリーズ累計国内4万足、グローバル13万足の販売を目指す。