ファッション

「ナイキ」の“怪我ゼロ”ランシューズが進化 バッシュ応用の新アッパー

 「ナイキ(NIKE)」は、“怪我ゼロ”をコンセプトにしたランニングシューズ“ナイキ インヴィンシブル スリー(NIKE INVINCIBLE 3)”(税込2万2000円)を2月2日に発売する。公式オンラインストアでは会員限定で先行販売中だ。

 “インヴィンシブル”は速さに加え、健康や怪我予防など、ランニングの多様な価値を体現するシューズとして2021年に誕生したシリーズ。トップ選手の練習用や市民ランナーの定番モデルとして支持されている。

 今作では、主にミッドソールとアッパーを改善した。ミッドソールは前作同様、「ナイキ」で最もクッション性に優れた素材“ズーム エックス フォーム(ZOOM X FOAM)”を採用。前作よりも厚めに設計することで柔らかさと弾力性を高めた。また、ミッドソールの外側にえぐったような凹凸を付けており、着地や蹴り出し時にミッドソールがたわみ、高い衝撃吸収とスムーズな足運びをサポートする。前足部は幅広にして、着地時の安定感を高めた。

 アッパーには、強度の高いポリエステル糸を編んだ“フライニット(FLYKNIT)”を使用。つま先などの熱を持ちやすい場所は通気性の良い編みにするなど、シューズ内を快適に保つため部分ごとに編み方を変えている。さらにフィット感を高めるため、新システム“フライワイヤー ケーブル(FLYWIRE CABLE)”を採用した。同システムはアッパーとシューレースをワイヤーでつなぐ“フライワイヤー”を応用したもので、つま先からサイド、かかとにかけて強度のあるケーブルを波状に組み込み、“フライニット”単体よりも安定感とフィット感を向上させている。これまでにバスケットシューズに使っていたが、今回初めてランシューズに応用した。かかとには、着地時のブレを抑えるヒールグリップが付く。

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