ナイキ(NIKE)は「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)、以下ベイプ」を運営するUSAPE LLCがナイキの商標権を侵害したとして、損害賠償などを求めて提訴した。ナイキは、“エア フォース 1(AIR FORCE 1)” “エア ジョーダン 1(AIR JORDAN 1)” “ダンク ロー(DUNK LOW)”など、「世界で最も価値のある商標」をUSAPEが侵害したと主張する。USAPEのコメントは得られなかった。
ナイキによると、侵害行為は2005年ごろから始まり、21年以前までは「ベイプ」の侵害製品は少量だったが、21年以降、米国における「ベイプ」の存在感が高まり始め、ナイキのビジネスにとって大きな脅威となったと主張する。ナイキは訴訟に先立ち、「ベイプ」に対して侵害品とされる製品の生産を中止するよう求めたが、「ベイプ」側が「これを拒絶した」ため、訴訟提起に至ったという。