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隈研吾建築のアロマ体験施設「AEAJグリーンテラス」が東京・原宿にオープン 約300種の精油を展示

 日本アロマ環境協会(AEAJ)は2月1日、アロマ体験施設「AEAJグリーンテラス」を東京・原宿にオープンする。設計は建築家の隈研吾が手掛けたヒノキの組積構造による3階建て。約300種の精油の香りを試せるコーナーやライブラリー、ラウンジほか、2階にはAEAJ事務局が入居する。来館はウェブ予約制。

 「AEAJグリーンテラス」は2004年に、AEAJが主催するアロマテラピー検定の受験者が1万人を超えたことをきっかけに、同施設の計画をスタートした。熊谷千津理事長は「森のような場所を探し続け、歴史と新旧の文化が共存する街、原宿に行き着いた」と話す。建築設計はコンペを募り、隈の案が選ばれた。隈は、自身が建築家を目指すきっかけとなった建築家の丹下健三による国立代々木競技場第一体育館を一望できる場所に惚れ込んだという。隈は「丹下先生は富士山が好きで、第一体育館と第二体育館の間からは富士山が見えるように設計されている。第一体育館、富士山、AEAJといいストーリーができたように感じる。競技場が望めるテラスは特別な場所になりそうだ」と述べた。

 全体テーマは“神宮前の小さな森”。主なコンテンツは1階で展開する。世界中の精油の香りが試せるアロマラボラトリーでは、約300種類の精油を展示する。約130種はムエット(試香紙)の持ち帰りが可能。精油の種類は定期的に入れ替わる。書籍を閲覧できるアロマライブラリーでは、アロマや植物、環境に関する貴重な書籍をそろえる。アロマラウンジでは、オリジナルのボタニカルティーを提供。同フロアに精油ビン回収ボックスを用意し、リサイクル原料として活用する。さらに、コリドー(建物の周りの通路)にはラベンダーやクチナシ、金木犀など43種を植栽した。

 今後は、オリジナルフレグランス作りが楽しめる“アロマバー”や、アロマクラフト作り、植物を育む自然環境について学ぶワークショップなどを実施する予定。

■AEAJグリーンテラス
時間:火~土曜日 13:00~18:00 
定休日:日曜、月曜、祝日
住所:東京都渋谷区神宮前6-34-24
アクセス:JR原宿駅東口から徒歩7分/東京メトロ明治神宮前駅7番出口から徒歩3分
利用方法:「AEAJグリーンテラス 特設サイト」から予約
利用料金:一般500円/AEAJ会員、18歳未満、障がい者手帳を持つ本人は無料

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