「アース ミュージック&エコロジー(EARTH MUSIC & ECOLOGY)」などを運営するストライプインターナショナルは2月1日付で、立花隆央社長(51)が退任し、新社長に元フェイラージャパン社長の川部将士氏(50)が就いたと発表した。
川部新社長は一橋大学社会学部卒業後、1995年に住友商事入社。ドラッグストアのトモズ、バーニーズジャパンへの出向をへて、2016年から住商ブランドマネジメント社長、18年から住友商事傘下のフェイラージャパン社長。22年11月に住友商事を退社し、12月にストライプインターナショナルに入社していた。
ストライプインターナショナルは、セクハラ報道を受けて20年3月に創業者の石川康晴社長(当時)が辞任。その後はコロナ禍の影響もあり、立花前社長のもとで中国事業撤退、複数ブランド、ホテル事業の休止などのリストラを進めてきた。22年3月からは、投資ファンドのティーキャピタル傘下となっている。川部新社長はトモズやバーニーズ、フェイラー時代に蓄積した小売りビジネスのノウハウやネットワークを生かし、ティーキャピタルと二人三脚で「長期的な目線での企業価値向上を目指す」(川部社長)。
同社の2023年1月期売上高は前期比横ばいの1004億円。