化粧品や健康食品を扱うOEMメーカー、モノメディカ(MONOMEDICA)は1月31日、化粧品のアップサイクルプロジェクト「ブランドクロス(BRANDX)」を始動した。原料会社や容器会社、パッケージ工場などでやむを得ず発生する余剰資源を「ブランドクロス」が買い取り、新たな商品としてよみがえらせ数量限定で発売する。第1弾商品(全3種、税込2090〜6490円)は公式サイトで販売。徹底した品質管理を行い、使う楽しみを得られるデザイン性を加えることで、消費者に一期一会の出合いを提供する。
森下友喜モノメディカ社長は「ファッション業界では受注生産やアップサイクルに取り組む企業も増えてきているが、美容業界では法律の制限が厳しくなかなか実現が厳しかった。一つ一つ承認を得るために長い時間がかかる。余剰資源を生かした商品を作るためには、新たな余剰資源も少なからず生まれてしまうため、パッケージに使用したり、資源を求める企業とのマッチングに生かしたりしていきたい」とコメントした。 第一弾の商品は多機能UVクリーム“ザ UVプレミアムクリーム P101”(税込2090円)、ヒト幹細胞ブースター美容液“ザ エッセンス U307”(同6490円)、シカ配合のクレンジングバーム“ザ クレンジングバーム ブラック Q109”(同2750円)をそろえる。全て「ブランドクロス」の公式サイトから購入が可能だ。
1月31日に行われた発表会に登場したお笑いタレントの古坂大魔王は、日頃からSDGsに関心を持っており、「ブランドクロス」のアップサイクルの取り組みにも共感。自身のお笑いネタを数年後に再利用しヒットさせた過去を振り返った。
同プロジェクトは今後、工場や企業同士をつなげ、それぞれの余剰資源と必要な資源のマッチングを担う取り組みも行なっていく。