アニエスベー ギャラリー ブティックは、1月28日(土)から3月5日(日)までアート展「エレクティブ アフィニティーズ(elective affinities)」展パート1を開催する。2023年は、アニエスベー(AGNES B.)が日本に上陸して40年目となる。本展では、パート1と今夏開催予定のパート2に分け、世代もジャンルも異なる合計40名のアーティストが、各々が惹き寄せられたアーティストを紹介していく。
パート1はキュレーターを含む6人を起点に、17人のアーティストが参加している。アーティストの中には、アニエス本人と既に親和性があるも人もいれば思いがけないきっかけで参加することになった人もいるという。展示の矢印通りに見進めると、つながりや価値観の共有、偶発性を体感できて楽しい。また、作品脇に展示するキャプションには、自身の作品説明ではなく、つないでくれたアーティストからの言葉がつづられるユニークな趣向で、アーティストたちの現在の関心がどこにあるのかをうかがい知ることができる。
「elective affinities」は、「選択的親和力」を意味する。「アニエスべー」の創設者、アニエス・トゥルブレ(Agnes Trouble)には、「elective affinities=親和力が自らの人生を導いてきた」との考えがあり、その姿勢が同展にも反映されている。展覧会資料には、「彼女が惹き寄せられるのは、有名か無名かではなく、その人の魅力、知性、才能、自由さです。その出会いの中には、キース・へリング、ジャン=ミシェル・バスキアもいました。ニューヨークのフューチュラ、ヨーロッパグラフィティの先駆者となるアッシュ、スッキ©、ジェイ・ワンといったアーティスト、またマーティン・パー、ナン・ゴールディンらをいち早くフランスで紹介したのもアニエスだ」とある。パート1の展示内容は下記の通り。
日比野克彦(Katsuhiko Hibino)→パート2
花代(Hanayo) → 靈樹(Raiki)→清水将吾(Shogo Shimizu)→パート2
小林健太(Kenta Cobayashi)→藤江龍之介(Ryunosuke Fujie)→HAL→澪 (Rei)→パート2
南條史生(Fumio Nanjo)&西山裕子(Yuko Nishiyama)→落合陽一(Yoichi Ochiai)→若佐慎一(Shinichi Wakasa)→串野真也(Masaya Kushino)→山元彩香(Ayaka Yamamoto)→パート2
※作品展示は南條史生&西山裕子をのぞく
志村信裕(Nobuhiro Shimura)→大矢真梨子(Mariko Ohya)→吉添裕人(Hitoro Yoshizoe)→渡辺俊介(Shunsuke Watanabe)→上田佳奈(Kana Ueda)→パート2
■「elective affinities」展 Part I
日程:1月28日(土)~3月5日(日)※会期中無休
時間:12:00 - 20:00
場所:アニエスベー ギャラリー ブティック
住所:東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2F