イタリアブランドの「ミラ・ショーン(MILA SCHON)」は、新体制をスタートする。「ミラ・ショーン」のオーナーである伊藤忠はフェンディ創業家出身でフェンディの営業部門を率いていたグイド・フェンディ(Guido Fendi)が出資する新会社コフェド(COFED)とマスターライセンス契約を締結。欧州や米国に加え、アジア地域での販売を強化する。また、新たなクリエイティブディレクターに、「エルメス」「プラダ」などで経験を積んだフランス人のマーク・オディべ(Marc Audibet)に就任する。
「ミラ・ショーン」は、1992年に伊藤忠商事がイタリア本体を買収し、オーナーになっていた。日本市場は伊藤忠と傘下のコロネットが担ってきたが、新体制下では今後、アジア全域で販売を拡大する。現在約2億ユーロ(約280億円)の売上高を3年後には倍増させる。マーク・オディべデザイナーの新コレクションはミラノコレクション期間中の2月20日に初お披露目となる。