ファッション

生きているかのような愛らしい動物たち ギンザタナカ本店で彫刻家はしもとみおの木彫展「時をかけるケモノたち」が開催

 貴金属の老舗「ギンザタナカ(GINZA TANAKA)」は2月3日、銀座本店5階で「はしもとみお 木彫展 時をかけるケモノたち」をスタートした。同展では、はしもとが手がけた動物彫刻作品24体をはじめ、オーナメントやレリーフ、スケッチなど計42点を展示。「ギンザタナカ」では、彼女と19年から動物の純金オブジェシリーズを展開しており、はしもとのアトリエを再現したミニチュア内でそれらを紹介している。脇では、実際のアトリエで撮影した動画を投影している。

 スタート当日に行われたプレスツアーで、はしもとは展示物やクリエイション過程について説明。各作品にキャプションがついていないのは、実物に触れて感じてほしいという理由からだ。

 ブサかわ犬として全国で愛された“わさお”の彫刻は、死後に、写真や動画などいろいろな資料を集めて制作した復元彫刻。その資料集めには約3カ月を費やしたそうだ。制作にかかったのは約2カ月間。その愛嬌のある表情は、まるで生きているかのよう。はしもとは、「生命感が溢れる瞬間に制作が終了する」とコメントしている。ほかにも、現存する彼女の愛犬の彫刻や知り合いのミュージシャンが飼っているネコたちの彫刻もある。これらの生きている動物の彫刻は、肖像彫刻といい、“わさお”の復元彫刻よりは、ずっと制作しやすいそうだ。

 スケッチは、長年はしもとが手掛けているものであり、毎朝30分の“朝練”で仕上げるという。彫刻やレリーフ、スケッチ全て、はしもとの動物への愛が溢れている。会期は3月19日まで。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。