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コーセーが通期業績予想を上方修正 百貨店や専門店がけん引

 コーセーは2月6日、2022年12月期連結業績の予想を上方修正する。売上高は2891億円(修正前は2830億円)、営業利益が221億円(同165億円)、経常利益が283億円(同226億円)、純利益が187億円(同165億円)となる見込みだ。日本の百貨店や専門店が好調なほか、米国発「タルト(TARTE)」のホリデー商戦などのけん引によるもの。

 同社は22年11月に韓国の大幅減収や原材料価格の高騰などによる原価率の高止まりを想定し、売上高および営業利益の予想を下方修正した。しかし、日本の百貨店と化粧品専門店の好調が続き、化粧品市場全体が回復基調にあることや、「タルト」のホリデー商戦も好結果だったことから、売上高は想定を上回る見込みだ。利益面も、原価率の上昇を抑制したことや全社的なコストコントロールを推進したことが貢献した。


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