ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、タトゥープリンターのファッション&ビューティにおける可能性の話。(この記事はWWDジャパン2023年2月6日号からの抜粋です)
【賢者が選んだ注目ニュース】
ロレアルが韓国の“落とせるタトゥー”メーカーに資本参加
ロレアルが「CES2023」で2つの最新ビューティテックデバイスを発表
タトゥーをもっと気軽に楽しみたいという若い世代を中心にじわじわ広がっているのが「プリントタトゥー」だ。サムスン電子からスピンオフした企業、プリンカーコリアによる小型スキンプリンター「プリンカー」は、化粧品原料から作ったウオータープルーフインクを使い、肌に好みのモチーフをプリントできる。専用ハードウェアは手に収まるコンパクトサイズだが、4600個のノズルが搭載されており微細なデザインを再現可能だ。激しい摩擦がない限り1日持ち、石けんやボディーソープで簡単に落とせる。
「プリンカー」は2019年から市場の大きい米国、欧州、中国を中心にオンラインで販売されている。地域にもよるが、ハード端末が3万〜5万円、カラーインクが3万円前後だが、インクに関しては1回あたり数十円程度の計算となり、メイクやアクセサリーと同じ感覚で若い世代に人気だ。子どもも遊び感覚でプリントするなど、ファミリーユースでも裾野が広がっている。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。