大手セレクトから気鋭のD2Cブランドまで幅広く取り扱う国内最大級のファッションEC「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」ではどんなショップやアイテムが支持されているのか。最大顧客層であるデジタルネイティブなZ世代の購買動向から、今のトレンドが浮かび上がる。ZOZOブランド営業本部ブランド営業二部の東奈里香ディレクターと北沢優衣ブランド営業Aブロック長に、2022年下半期の商況を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2023年2月27日号付録ビジネスリポートの先行公開です)
WWD:2022年下半期の商況は?
東奈里香ZOZOブランド営業本部ブランド営業二部ディレクター(以下、東):引き続きプロパーが非常に好調だ。今年は行動制限がなく、お客さまの外出ニーズに伴い、買い物が増えている。特に行動制限下においては、重衣料アウターの消化が落ち込んでいたが、今年はアウターの新調もかなり見られた。そのほか、ゴルフやコスメでメガショップの出店もあり、年間購入者過去最高をキープできている。また、ギフトラッピングの利用率も上がってきている。イベントの復活に合わせて、消費ニーズ自体が増えている印象だ。
WWD:ゴルフショップは好調?
東:ショップ数が増え、オープンにあたって各社限定アイテムを仕込んだり、「ユナイテッドアローズゴルフ」ように既存事業から新ラインが登場したり、話題性もある。メンズ・ウィメンズ共に前年同期比約70%増と同等に伸長している。ゴルフトーナメント「ZOZOチャンピオンシップ」会場内でも、ブースを設けるなど、「ゾゾタウン」がゴルフブランドを取り扱っているイメージも浸透してきているのではないかと思う。
WWD:特に好調だったアイテムは?
東:メンズに関しては、夏物であればオーバーサイズのシルエットが引き続き定番的人気なことに加えて、K-POPの人気の影響から、メンズでもハイウエストやブーツカットのパンツの動きが特徴的だった。秋冬に入って、メンズもウィメンズもハーフジップのスエットやニットが人気だった。また、トレンドでもあるダウンジャケットが非常に売れた。
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