2014年はソックスの当たり年だった。13年秋冬のタイトスカートやミモレスカートなどの流行で、程よいヌケ感を演出するアイテムとして白無地のソックスが大ブレイク。以前はおまけ的存在だったソックスが、今年はスタイリングの必須アイテムになった。女性ファッション誌「ヴェリィ(VERY)」や「キャンキャン(CanCam)」などがソックスのスタイリングのハウツー特集を組んだり、テレビ番組のヒット番付でも取り上げられるなど社会的現象にまでなった。
チュチュアンナによると今年1月~11月に販売した白い無地ソックスの数は68万足。前年同期比694%と驚異的な売り上げを記録した。タビオも白いソックスの売り上げは前年比230%と好調で、パンツやミニスカートに合わせやすいショートタイプの人気が高かった。
また、スタジャンやネルシャツといった1990年代ファッションの影響で、女子高生を中心に大流行したルーズソックスが復活した。当時長さ100cmが中心だったのが、今年は25~30cmと短くなりカラフルなものが主流に。チュチュアンナでは9月、代表的な3品番を1万6000足販売した週もあった。トレンドの厚底靴やミモレスカートに合わせやすいというのもヒットの理由のようだ。