ファッション

「MCM」のグローバル・ブランド・オフィサーが退任 初のプレタポルテなどファッション面の強化に貢献

 「MCM」のクリエイションやアートディレクションを率いてきたダーク・ショーンベルガー(Dirk Schoenberger) =グローバル・ブランド・オフィサーが、静かにブランドを去った。同ブランドによると、今後はクリエイティブチームが引き継いでいくという。

 ドイツ・ケルン出身のショーンベルガーは2018年、「MCM」のグローバル・クリエイティブ・オフィサーとして加わり、22年にグローバル・ブランド・オフィサーに昇進した。それ以前は「アディダス(ADIDAS)」のクリエイティブ・ディレクターとして、リック・オウエンス(Rick Owens)やラフ・シモンズ(Raf Simons)、カニエ・ウェスト(Kanye West)らとのコラボコレクションを手掛けたほか、“スタンスミス”などクラシックスニーカーの人気復活に貢献。彼の今後については明らかになっていない。

 現在は韓国のソンジュグループ(SUNGJOO GROUP)傘下にあるミュンヘン発の「MCM」は、声明の中で、「ショーンベルガーは製品デザインとブランド体験を高める重要な触媒として、グローバルなクリエイティブ戦略を主導してくれた。特に、レザーグッズブランドからフルルックを提案するブランドに変貌させる上で、中心的な役割を果たした」と述べた。一方、ショーンベルガーは、「ドイツにルーツを持ち、韓国で再び活性化し、世界中で大きな存在感を示しているこのブランドにとって初めてのプレタポルテ・コレクションに、熱心かつ情熱的なクリエイティブチームと一緒に取り組むことができた。『MCM』は、世界中の優れた才能とつながり、画期的なコンセプトを開発するプラットフォームを与えてくれた」とコメントしている。

関連タグの最新記事

ファッションの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

デムナの「グッチ」は賛否両論? 「ジバンシィ」「トム フォード」「ドリス」も注目の2025-26年パリコレ特集 【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第8回WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表!】

3月24日発売の「WWDJAPAN」は、2025-26年秋冬パリ・ファッション・ウイーク特集をお送りします。デザイナーのシャッフル人事が続く中、今シーズンは「ジバンシィ(GIVENCHY)」がサラ・バートン(Sarah Burton)で、「トム フォード(TOM FORD)」がハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)で、そして「ドリス ヴァン ノッテン(DIRES VAN NOT…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。