ファッション

ますます国際色豊かになるオートクチュール アジアやアフリカ出身デザイナーが続々初参加

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 パリ・クチュール組合主催のオートクチュール・ファッション・ウイークの公式スケジュールに名を連ねるゲストデザイナーは、ますます国際色が豊かになっている。1月下旬に開かれた2023年春夏シーズンは、アジアとアフリカ出身の3人が初参加。公式スケジュール外でも、多くの海外デザイナーが発表を行った。その顔ぶれは、コロナ禍にデビューした20代の若手から、すでに15年以上のキャリアがありセレブリティーも顧客に抱える実力派まで。今回初めてパリでショーを開催した注目の4ブランドを紹介する。(この記事はWWDジャパン2023年2月13日号からの抜粋に加筆をしています)

ROBERT WUN

 香港出身のロバート・ウン(Robert Wun)は、2012年にロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、14年にロンドンで自身のブランドを設立。22年には「ANDAMファッション・アワード」で特別賞に選ばれ、今回パリでクチュールデビューを果たした。持ち味は、ストーリー性のあるクリエイション。今季は「恐怖」と題し、雨に濡れる様子やワインのシミ、タバコの焦げ跡など、スタジオで起こりうるアクシデントに美を見出した。構築的なペプラムや大きなプリーツ襟を用いた彼らしいスタイルとフェザーやクリスタルの装飾を掛け合わせたルックは、舞台衣装やレッドカーペットで映えそうだ。

GAURAV GUPTA

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