「ウィゴー(WEGO)」は全国約160店のうち、約30店で古着を扱っており、下北沢とアメリカ村には古着専門店を構える。古着販売は、高いトレンド性とコストパフォーマンスの高い商品でZ世代の支持を得る「ウィゴー」のルーツ。齋藤純輝サステナブル事業部営業チームマネージャーに顧客の情報収集源や買い方の変化について聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2023年2月27日号付録ビジネスリポートの先行公開です)
WWD:主な顧客層は?
齋藤純輝サステナブル事業部営業チームマネージャー(以下、齋藤):全国約160店の「ウィゴー」は18〜22歳が中心でウィメンズが強いが、古着との複合店は「ウィゴー」に来るというよりも、古着を求めてくるお客さまのほうが圧倒的に多く、20代や大学生からで、メンズが強い。古着専門の下北沢とアメリカ村の2店舗は、20〜30代がメインだ。古着を買うお客さまは欲しいものに一貫性があるというか、みんな欲しいものが一緒みたいなところがあり、SNSなどの画面を見せて「これありますか?」というケースが多い。古着に精通しているインスタグラマーをフォローしていて、みんなが欲しいと思うものはメルカリやヤフオク内でどんどん値段が上がっていく。最近、若い人の買い方が変わったと思うのは、最初から売る前提で買う人が増えていること。値上がりしているのを確認してから買って、自分で着るけど、そのシーズンのうちに売るところまで完結しているようだ。頭が良くて、めちゃくちゃ情報を見ているので、値段の高い安いをびっくりするくらいよく分かっている。
WWD:2022年下半期の商況は?
齋藤:ここ2年の、「下北沢はどれだけ古着店ができるんだ?」という異常な盛り上がりは落ち着いたものの、取扱店舗を増やしたこともあり、11月までは前年をクリアできた。ただ、12・1月のセール期はかなり苦戦した。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。