ファッション

「プチプラのベーシックが“普通”に見えちゃう」の悩みに応える、1万円の国産ブラウス

 「ワードローブをひっくり返しても、自信を持てる洋服がない」「プチプラなベーシックアイテムは魅力的だが、着ると“普通”に見えてしまう」「去年のトレンドを、今年着ても大丈夫?」ーー。

 そんな悩みや不安を抱える女性に寄り添うアパレルブランド「ソージュ(SOEJU)」は、長く着用できる商品を、適正価格で、なるべくリピート生産・販売している。「ソージュ」は、2015年にスタート。1万人以上のスタイリングを手掛けたパーソナルスタイリストのリアルなデータと声を基に、シンプルなアイテムを企画・生産・販売。オンでもオフでも楽しめる「シーンレス」、実際顧客は20〜70代と幅広い「エイジレス」、そして正直な価格で、なるべくセールしないことを目指す「プライスレス」という「3つのレス」で支持を広げてきた。

 そんな「ソージュ」のヒット商品は、メード・イン・ジャパンのショートスリーブコクーンブラウス(税込1万780円)だ。「最初の1着に選ばれることも多い」(ブランドを手掛けるモデラートの市原明日香代表)というブラウスは、オールシーズン楽しめる上質なダブルクロス生地仕立てで、「シンプルなのに、1枚でサマになる」。「二の腕カバー」というメリットを「ポエムのように表現」すべく、「もう一度、半袖を着たくなるようなブラウス」と発信している。

 「夏に一枚でサマになるブラウス」は、「真夏の悩みで一番多いもの」だった。そこで「ソージュ」は、ニットのパターンをブラウスに応用。「セットアップだとビジネスにも、バギーパンツなどのデニムと合わせればカジュアルダウン」できるブラウスに仕上げた。こだわりは、やや裾を絞ったブラウジングのシルエット。年齢を重ねると迷いが生じるパンツへのタックインをしなくても、楽しめる。屈んだ時でも安心な、長めの着丈も特徴だ。

 素材は、「目をつぶっていてもわかる絶妙に肉厚」な上質素材だが、常に入手できるという。カラーバリエーションと同素材のボトムスも用意し、色違いで2、3色を買い揃えたり、セットアップとして活用したりのファンも目立っている。「ソージュ」は、どんなシルエットを作りたいか?という視点でのサイズ選びを指南する。「フォーマルなシーンではS、ドレープを楽しみたい時にはMを選ぶお客さまも」と市原代表。税込でアラウンド1万円という価格帯が、こうした色違い、サイズ違いでの購入やセット販売につながり、ヒット商品に繋がった。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。