ファッション

サマンサ、7期連続の最終赤字へ バッグ販売が低迷

 バッグ大手のサマンサタバサジャパンリミテッドは、2023年2月期連結業績の純損益が20億円の赤字になりそうだと15日に発表した。従来予想は1億円の黒字だった。22年2月期の21億円の赤字から巻き返しを狙ったものの、バッグの稼ぎどきである年末商戦が低調に終わり、計画値に大きく届かなかった。最終赤字は7期連続となる。

 売上高は従来予想307億円を251億円に下方修正する。コロナの感染拡大で商業施設の休業を余儀なくされた22年2月期の253億円を下回る。販管費を抑制したものの、売り上げ不振の穴を埋めることはできず、営業損益も従来予想3億6000万円の黒字を18億円の赤字に修正した。

 同社は名古屋で保有する土地・建物の譲渡を発表。特別利益として譲渡益6億7900万円、特別損失として固定資産にかかる減損損失9億5000万円(未確定)を計上する予定で、最終赤字にはこの金額を織り込んでいる。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“カワイイ”エボリューション! 2026年春夏ウィメンズリアルトレンド特集

「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。