1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は香りのパーソナライズについて。
ブルベ・イエベ、骨格診断など、メイクも服装もパーソナライズ化が加速し、より“私らしい”ものを選択できるようになってきた。そこでふと気づく。「あれ?香りはどうだ?」と。これまでは「なんとなく好き!」で選んでいたけれど、本当はもっと自分にしっくりくる香りがあるかもしれない。そんな風に思っていた矢先、“香りのカウンセリング”ができるアロマ専門店があると知った。香りのカウンセリングって、一体どんなことをするのだろう?まだ知らぬ香りとの出合いに期待しながらレッツゴー!
香りの専門家がいるお店
やってきたのは「アロマブルーム新百合ヶ丘店」。60種以上の精油がそろうアロマ専門店だ。オリジナルのアロマブレンドも常時9種類あり、そのどれもがアロマ初心者にも親しみやすい香りとなっている。さて、ここに来た最大の目的は”香りのカウンセリング”。何十種類ものアロマの中から自分にぴったりな香りを提案してくれ、自分だけのオリジナルブレンドを作ることができるのだ。
「例えばユーカリは店頭で2種類の精油を取り扱っていますが、実は世界中に700種類もあるんです」と話すのは、アロマブルームの大塚麻子さん。え、ユーカリにそんなたくさんの品種があるの?!「ミントにいたってはさらに品種があると言われています。柑橘系の香りがするミントなんかもあるんですよ」柑橘系のミント……!想像できるようなできないような(笑)。「赤」といってさまざまな赤があるように、香りもバラエティーに富んでいるのね。香りが違うと香りに含まれる成分も変わってくるそうで、体への働き方や作用にそれぞれの特徴があるという。
「香りの成分は鼻の中のセンサーを通って信号となり、気分や本能的働きをつかさどる脳へ直接伝わります。なので、脳が感じる”いい香り”は今の自分に必要な香り。私から提案もしますが、直感で選んでいくことも大切ですよ」(大塚さん)ふむふむ。直感で選んだ結果、あれもこれもいれたい!となっても大丈夫なのだろうか。「基本的に精油の組み合わせにNGはないので、好きなだけブレンドできます(笑)。ですが、初めてオリジナルブレンドを作る場合は3種類がおすすめ。ベースノート、ミドルノート、トップノートと香りを段階的に組み立てることで香りの変化とハーモニーを楽しめますよ〜」(大塚さん)なぬ!そんな素敵なハーモニーが作れるなんて!それでは、カウンセリングスタート♪
発見!これが体の求める香りだった
まずは好みの香りや目的・用途などをカウンセリング。名越の好みはローズマリー系のすっきりとした香りで、オーダーは「やる気MAX!突き抜ける系」(爆)。子育てと仕事の両立でくったくたな体を奮い立たせるようなアロマがほしいのよ……(切実)。そんな悩みを聞いてもらいながら、少しずつ精油を選定していく。「体調によっても香りの感じ方は変わります。これまで苦手だな〜と思っていた香りが、ある日突然”これ好き!”となることもあるんです。面白いですよね」(大塚さん)
アロマのことを学びながら、普段だと絶対に手に取らないであろう精油との出合いが次々とやってくる。これぞ、カウンセリングの醍醐味。ピンと感じたものを並べていって、最後は大塚さんに香りのハーモニーをつくる精油を提案いただき、決定!今の私に必要なアロマは、クラリセージ、フランキンセンス、プチグレン!
アロマを知ると、自分がわかる
「名越さん、だいぶお疲れなんですね(笑)」という言葉をいただいたオリジナルブレンド。やる気マックス系のブレンドを作ると意気込んでいたのに、名越が選んだ精油はどれも”鎮静系”だったのだ(爆)。心はごまかせても、体は嘘をつけないということね(とほほ)。フルマックスで動く前にしっかり休みなさい、というメッセージ。しかと受け取りました……!選んだ精油を持ち帰って家でブレンドし、オリジナルブレンドの完成。香りのプロと一緒に選ぶ”私に必要な香り”。予期せぬ出合いの楽しさを、ぜひ体感してほしい。