デザイン会社のネンド(nendo)は対戦型トレーディングカードゲーム「ポケモンカードゲーム」のプレイ用キット“ポケモンカードゲーム クラシック”をデザインした。価格は税込3万5000円で、ネンドの公式オンラインストアでは3月10日23時59分まで抽選販売のエントリーを受け付けている。
「ポケモンカードゲーム」は各国共通のルールのもとデザインされたカードのほかに、プレイ時には「プレイマット」や「ダメージカウンター(通称ダメカン)」といった周辺アイテムが必要だったが、これまではプレイヤーや国、地域によって多様なスタイルが存在していた。しかし、プレイヤー人口の増加や世界大会などの開催にともない、国際的な指標となるプレイ環境を整備する必要性が増してきていた。今回ネンドは、プレイ用キットのデザインと、カードの監修を行っており、プレイ用キットは公式となるもので、世界共通でも使えるデザインになっている。
「ポケモンカードゲーム」開発者でクリーチャーズ、ポケモンの石原恒和代表は「プレイ環境の整備はチェスやバックギャモンに見られるような、グローバルでスタンダードな形式となる設定の商品を目指す第一歩を意味している。“ポケモンカードゲーム クラシック”は、グラフィックの表現を最小限に留めることで、よりスタンダードなデザインのプレイ用キットになることを目指した」とコメントしている。