「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」は、ブランドが誇る“スプリングドライブ”誕生の地である信州・諏訪湖をモチーフにした新モデル(税込115万5000円)を発売した。ブランドフィロソフィーの“THE NATURE OF TIME”をインスピレーション源に、「自然や季節の移ろい」「匠の姿」といった日本の精神性を腕時計に込めた。
“スプリングドライブ”は、ぜんまいを動力としながら驚異的な高精度を実現する「グランドセイコー」の独自ムーブメントだ。諏訪湖の周辺には、同モデルを生み出すセイコーエプソンの「信州 時の匠工房」があり、八ヶ岳連峰や日本アルプスなどの山々に囲まれた豊かな自然や澄んだ空気、水量に恵まれた盆地が広がっている。
新モデルは、“夜明け前の穏やかな諏訪湖”を立体的な陰影のダイヤルで表現。職人が掘り出した金型をもとに作る“ミナモパターン”を深いブルーのダイヤルに施すことで、ほの暗い夜明け前、湖面に吹く風で波がさざめく趣深い情景を描き出した。さらに“スプリングドライブ”特有の滑らかな秒針の動きが重なり合うことで、湖畔の静けさの中に感じる時の移ろいをイメージしたという。
ケースやベゼルなどの造形には、1967年に誕生し“セイコースタイル”を確立した“44GS”のデザインを継承しながら、視認性と装着性をさらに進化させた“エボリューション9スタイル”の独自デザインを採用。高度なザラツ研磨でゆがみなく磨いた鏡面と、陰影のあるヘアライン(筋目)面を共存させることで、光が美しく流れるような造形美を可能にした。
さらに、スプリングドライブムーブメント“キャリバー9RA2”を搭載することで、最大約120時間にわたり動き続け、ぜんまいで動く時計として驚異的な平均月差±10秒の高精度を実現。
裏ぶたには、厳寒期の信州地方で見られる霧氷をイメージした“信州霧氷仕上げ”を施し、インジケーター針には美しいブルースチールを採用するなど、こだわりのディテールで諏訪湖の“静寂”を表現した。
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