ビューティ
連載 SNSトレンドに、業界は「どうする」? 第30回

Vol.30 バズるコスメの共通点は“おいしそう”?ネーミングって大事【SNSトレンドに、業界は「どうする」?】

有料会員限定記事

 「WWDJAPAN」のソーシャルエディターは毎日、TwitterやFacebook、Instagram、そしてTikTokをパトロールして、バズった投稿や炎上、注目のトレンドをキャッチしている。この連載では、ソーシャルエディターが気になるSNSトレンドを投げかけ、業界をパトロールする記者とディスカッション。業界を動かす“かもしれない”SNSトレンドの影響力や、投稿がバズったり炎上してしまったりに至った背景を探る。今、SNSでは何が起こっているのか?そして、どう向き合うべきなのか?日々のコミュニケーションのヒントにしたい。今回は、“バズる”コスメの共通点を考える。

ソーシャルエディター浅野:コスメがSNSでバズる一番の理由は使用感の良さですが、リップやチークなどのカラーメイクアイテムではネーミングも重要です。昔からフルーツなどの食べ物の名前がつくことは多く、消費者がカラーをイメージしやすいことからよく使われています。ストロベリーやピーチ、チェリーなどは定番です。最近はブラウン系やテラコッタなど、ややくすみ系のカラーがトレンドで、ミルクティーやシナモン、チャイなどのキーワードが人気です。とくにカラーネームを設定していない場合でも、SNSユーザーが“杏仁ミルクティー”や“ストロベリーチャイ”など、キャッチーな名前をつけてバズる場合も多く、“おいしそう”なキーワードが増えています。確かに「ベージュ系」と一括りされるより、興味がわきますよね。具体的な色より、イマジネーションを働かせるネーミングがポイントです。

「ケイト」に聞いた絶好調の理由 “リップモンスター”やSNS世代に刺さる商品誕生の裏側

爆売れした「ケイト(KATE)」の“リップモンスター”も、機能性や使用感はもちろん、ベーシックなカラーラインアップを“ダークフィグ”や“ラスボス”“欲望の塊”など、個性的なネーミングにして戦略勝ちしています。ファッション業界でもこういったアイデアってあるんでしょうか?

この続きを読むには…
残り2025⽂字, 画像4枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。