世界知的所有権機関(World Intellectual Property Organization、以下WIPO)は、ロレアル(LOREAL)が2022年における最多の国際商標出願件数を記録したと発表した。出願件数は160件で、前年の177件からは減少したものの、2年連続で出願件数がトップだったという。
国際商標制度を利用して22年に出願された件数は約6万9000件で前年から6.1%減少した。ファッション&ビューティ関連企業で出願件数が増加したのは、資生堂(92件、前年から2件増加)やアバクロンビー&フィッチ ヨーロッパ(ABERCROMBIE & FITCH EUROPE SA)(51件、前年から15件増加)、リシュモン インターナショナル(RICHEMONT INTERNATIONAL SA)(35件、前年から12件増加)だった。そのほかにもファッション&ビューティー関連企業からはトミー ヒルフィガー ライセンシング(TOMMY HILFIGER LICENSING BV)(29件)、エルメス インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL)(25件)、ルイ ヴィトン マレティエ(LOUIS VUITTON MALLETIER)(19件)、シャネル(CHANEL SRL)(18件)、H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ AB)(18件)、カルティエ インターナショナル(CARTIER INTERNATIONAL AG)(13件)などが出願した。