政府方針によって13日からマスクの着用ルールが緩和され、屋内外を問わずに「個人の判断」に委ねられた。しかし初日のきょうは変わらずマスクをする人の姿が目立った。百貨店やショッピングセンターは「マスク着用のお願い」をやめるなど、店内の受け入れ態勢を変えたものの、店内の光景はあまり変わってない。
10時に開店した松屋銀座本店は「マスク着用のお願い」の掲示や場内放送をきょうからやめた。引き続きエントランスにはアルコール消毒液を置くものの、入店客の体温を計るセンサーは下げた。コロナ以降、エントランスを入口専用、出口専用に動線を分けてきたが、これも撤廃した。エレベーター内の床に貼られた人数制限の表示も外した。従業員はマスク着用を継続する。
午前中の段階では入店客の多くはマスク姿で、前日までと変わった様子は見られなかった。店内でマスクを外しているのは訪日客がほとんど。日本人でマスクを外す人は数人程度に限られた。同社広報は「まだマスクを外すことに抵抗を持つお客さまが多い」と話す。