エムスタイルジャパンは3月13日、天然アナツバメの巣を活用したサステナブルコスメ「美巣(BI-SU)」の初となる直営店をギンザ シックス(GINZA SIX)に期間限定でオープンした。ツバメの巣がある洞窟の曲線を生かした店舗デザインで、インナーケアやスキンケア、ヘアケアなど全商品を集積する。
「美巣」は2011年に誕生。マレーシアのボルネオ島で採取した100%天然アナツバメの巣のみを使用した、健康食品や化粧品などを公式サイトを中心に販売する。その中で、百貨店でポップアップを展開し、ブランドの知名度を高めてきた。大丸東京店で行ったポップアップが好調だったことから、初の直営店の出店につながった。「美巣」ギンザシックス店は、「底知れぬ生命のパワーが眠る神秘のアナツバメの巣を世界へ。」 をテーマに、「地球の再生を目指すリジェネラティブなブランドであることをアピールする」(同社広報担当者)のが狙いだ。
店舗面積は約25㎡。店舗デザインは「自然感」「無垢感」「紡ぐ」をキーワードとした。全体を白で統一し、壁面には巣を採取する洞窟をモチーフにしたスペースを設け、自然感を演出する。無垢感は100%天然アナツバメの巣を採用していることを表現するため、店舗カウンターには無垢材を使用。紡ぐは店舗や商品を通して1本の糸から作られるツバメの巣を顧客につなげていく。
同社はマレーシアのボルネオ島のジャングルにある洞窟で、ヒナが巣立った後に二度と使われない役目を終えた巣を採取することにこだわる。稲富幹也エムスタイルジャパン社長は、自然環境に負荷をかけないサステナブルなモノ作りをモットーとし、自らがボルネオ島に出向き“ツバメの巣ハンター”としても活躍している。