ファッション
連載 エディターズレター:IN FASHION

ベテランと若手のコンビ取材で得た世代間ギャップという宝【エディターズレター:IN FASHION】

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※この記事は2023年03月14日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

 2月のミラノコレクションは、コレクション取材歴20年の自分と、今回が初参加でZ世代である木村記者の2人で取材をしました。われわれが移動中や夕飯時に度々話していたのが「センシュアリティーって何?」という話題です。官能性やセクシーといった言葉はイタリアのファッションを理解するのに欠かせないからです。

 1日中一緒に過ごしていますから、何かを目にするたびに相手の反応が自分とは違うことに気がつきます。中でも「センシュアリティー」の定義は明らかに違います。20代の木村記者は、百貨店・リナシェンテでビジュー輝くハイヒールシューズがずらりと並ぶのを見て首を傾げ、50代の自分はキム・カーダシアンをゲストに迎えた「ドルチェ&ガッバーナ」の堂々たるランジェリールックを見て「これでこそ」と興奮しました。「あ、あなたはそう思うのね」、と相互確認しながら会話は少しずつ進みました。

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