「ペイデフェ(PAYS DES FEES)」は、サブカルチャーを愛する朝藤りむデザイナーが手掛けるブランド。中野ブロードウェイにアトリエを持ち、ブロードウェイの通路をランウエイにしたり、廃工場を舞台にしたりと独自のショーを行ってきました。今回の会場は大倉山記念館。精神疾患の研究所も併設するこの場所で、皮膚のような風合いに楊柳したベロア生地や、画家のスズキ・エイミによる解剖図をグラフィックに採用したコレクションを披露しました。ウエアのテーマは“即身仏“。即身仏とは、生きたまま仏になる仏教の修行のこと。土の中に僧侶がこもり、祈り続けてそのまま逝去した肉体を実際に見学し、その皮膚の美しさに引きつけられたそうです。コンセプトは攻めているものの、ブルゾンやパンツなどはデイリーでした。ちなみに朝藤デザイナーは岩手出身で、シャーマンとしての血を引いているそうですよ。(美濃島)
「UCF」は、大阪の上田安子服飾専門学校のトップクリエイター学科が手掛けるブランドです。同校はビジネスとしてのファッションを重視しており、「UCF」も実際に展示会で販売しています。毎シーズン特定の産地と連携するのも特徴で、今回は岡山県のリジットデニムをメインの素材に採用しました。シーズンテーマは“Have a good day”。リラックスした休日に友人と遊んでいると、少年のようなピュアな気持ちになる。そんな体験を、デニムを軸としたワークスタイルに込めました。硬いリジットデニムは、腕の関節や肩をリブニットで切り替えるなどの工夫で、快適性を取り入れます。今回は約10人のデザインチームで、ショー後に登壇したのは3年の山内啓伍さん(左、21歳)2年の福山万葉さん(右、20歳)の2人。ブランドは在学生のみで運営するため、山内さんはこれが最後のコレクションでしょうか。慣れない取材にも必死で対応する姿を見て、自分も初心を忘れずに頑張ろう!と思いました。(美濃島)
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