日本中央競馬会(JRA)のクリストフ・ルメール騎手のアパレルブランド「CL by C.ルメール」は、G1レース9勝を誇る名馬アーモンドアイと協業した商品を販売する。17日20時から専用サイトで予約販売を受け付ける。4月5日には東京・代官山、5月2日には大阪・南船場でポップアップストアをそれぞれ開く。
販売するのはカットソー2型(それぞれ税抜2万円)とTシャツ1型(同1万1500円)。カットソーはアーモンドアイの現役時代の勝負服だった水色のベースと赤のドットをモチーフにし、カジュアルファッションに落とし込んだ。いずれも2018年のジャパンカップでアーモンドアイが樹立した世界記録2分20秒6にちなみ、220枚の限定販売となる。売上金の5%を引退後の競争馬のサポートを行う一般社団法人オールド・フレンズ・ジャパンに寄付する。
アーモンドアイは18年から20年にかけて、史上5頭目となる牝馬三冠制覇、史上2頭目の天皇賞(秋)連覇、史上2頭目のジャパンカップ2勝など、日本の調教馬として初めてG1レース9勝を成し遂げた歴史的名馬。ほとんどのレースをルメール騎手が騎乗し、JRA史上最強のコンビといわれている。今回は馬主であるシルクレーシング(東京、米本昌史社長)とのパートナーシップで実現した。
16日に都内で行われた記者会見に登壇したルメール騎手は「アーモンドアイは僕にとってのクイーン(女王)で、とても思い入れがある。服をきっかけに彼女をもう一度思い出してもらえたらうれしい」と話した。