「ジーユー(GU)」は3月17日、世界的ゲームクリエイターの小島秀夫率いる「コジマプロダクション」とコラボレーションし、4型の商品をアメリカのニューヨーク、ソーホーの店舗で発売した。日本では3月24日、全国の「ジーユー」で全5型を発売する。
今回のコラボレーションは第二弾だが、ソーホー ニューヨーク店での販売は初めて。本コレクションの商品監修を担当したコジマプロダクションの新川洋司アートディレクターが来店し、ライブペインティングを行ったこともあり、販売初日は開店前から行列ができた。
「コジマプロアクション」は、19年にリリースをしたプレイステーション4の「デス・ストランディング」をはじめ、22年末にはプレイステーション5向けに最新作「デス・ストランディング2」の制作を発表したゲームクリエイター集団。今回のコラボレーションでは同社のシンボルキャラクター“ルーデンス”をモチーフにしたTシャツ($29.9、約3400円)やシャツ($39.9、約5200円)、ボトムス($49.9、約6500円)などの4型を販売している。
新川洋司アートディレクターに直撃!
「ゲームキャラクターを描くイメージ」
WWDJAPAN(以下、WWD):今回のコレクションのインスピレーション源は?
新川洋司(以下、新川):アルチザン的な、少し崩したようなデザインが好き。自分が着たいと思うものと同時に、みんなに着てもらいたいものをデザイン画に落とし込んだ。アパレルのデザインというよりは、ゲームのキャラクターをイメージしてデザイン画を描いた。
WWD:一番こだわったポイントは?
新川:「ジーユー」が「なんでもやりますよ!」と言ってくれたので、ルーデンスのディテールを落とし込むなど、難しいものを作った(笑)。シャツの胸の丸いデザインもルーデンスから。コレクションを着ると、キャラクターになれる。仕上がりも良く、「この値段で、ここまで出来るんだ」いう感想。
WWD:どういう人たちに着てもらいたい?
新川:ゲームのファンはもちろん、それ以外の人たちにも着てもらいたい。ニューヨークの街を歩くまでは想像がつきにくかったが、街を歩いている人たちを見て、「今回の商品が似合いそうだな」と思った。ゲームの中には色々な人種が出てくる。コラボレーションした商品も、色々な人種の方達に着てもらいたい。