「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2023」の決勝戦が3月21日(日本時間22日)、米国フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われ、日本代表が米国代表を3対2で下して優勝した。日本の優勝は、連覇した09年の第2回大会以来3度目。
日本代表が掲げたトロフィーは「ティファニー(TIFFANY & CO.)」製で、同ブランドは第1回大会から製作を担当している。同ブランドの工房で「4カ月半かけて命を吹き込まれたもの」で、素材はスターリングシルバー。そこに24金のアクセントをあしらう。高さは約60cmで、重さは約11kgだ。
主催者からトロフィーを受け取ったのは大会MVPにも選ばれた大谷翔平選手で、思いがけない重さに驚きの表情を見せ、何度も抱え直す一幕もあった。試合後のセレモニーで大谷選手からトロフィーを受け取った栗山英樹監督も、その重さによろけそうになりながらも勝利の喜びを噛み締めていた。