「ラコステ(LACOSTE)」は、日本最大規模となる日比谷店を3月16日にオープンした。日比谷店は入居する施設の再開発のため2019年に一時閉店したが、東宝日比谷プロムナードビルとして生まれ変わった施設内の1階に再オープン。売り場面積を294平方メートルに拡張し、品ぞろえも豊富な同店は、今年創業90周年を迎える「ラコステ」の新たなランドマークになる。
同店には、ブランドを代表するポロシャツをはじめ、メンズとウィメンズ、キッズ、スポーツ、フットウエア、レザーグッズなど幅広いカテゴリーの商品をラインアップする。メインエントランス横には、人気の“L003 NEO”などのフットウエアがずらりと並ぶコーナーを設置。店内奥には、ポロシャツの定番モデルに加え、新たにシーズナルデザインで登場した“L.12.12”や“パリポロ”“ムーブメントポロ”“ゴルフ”“テニス”の5型にフォーカスしたポロウォールが目を引く。オンコートからオフコートまで、あらゆるシーンに対応したモデルを一挙に楽しむことができる。
さらに、一部店舗で導入していたカスタムサービス「マイ ラコステ カスタマイゼーション(MY LACOSTE CUSTOMIZATION)」を常設した。購入した対象アイテムにその場でパッチをつけることができるサービスで、日比谷店限定デザインのパッチも用意する。フィッティングルームは、泥染めの壁や暖簾をデコレーションするなど、日本らしい独特のデザインを取り入れた。
2022年7月に現職に着任したラコステ ジャパンのパスカル・センコフ(Pascal Senkoff)=最高経営責任者(CEO)は、日比谷店に期待を込める。「『ラコステ』がまた、この“ホーム”と思える場所に戻ることができてうれしい。商品は定番のポロシャツもあれば、人気を集めているスニーカー、ウィメンズやジェンダーレスのウエアを多く取りそろえた。エリアの特性からインバウンド客の来店も期待しているが、女性客やZ世代の層との出会いも楽しみにしている。アクセスがいい立地、品ぞろえやサービスを刷新した新たな空間で、進化するブランドの世界観を存分に体験してもらえるだろう」。
センコフCEOは、日本を拠点に、ファッション分野で社長職を含めて約15年間その手腕をふるってきた。日比谷店を拠点にした国内の事業戦略について聞くと、「日本の『ラコステ』は、“Sleeping Beauty(眠れる美女)”と言われている。誰もが知るブランドであり、ビジネスとしても好成長を続けながらも、顧客とコミュニケーションの場を持つことが少なかった。ヨーロッパでは成功事例があり、日本もそのタイミングが来ている。日比谷店のリニューアル、そして90周年を機に、この場所でさらなるライフスタイル・ブランドとしての価値を提供する機会を設けていくつもりだ」と答えた。今後は、日比谷店でコラボレーショングッズの販売やイベント開催などを予定しているという。
■「ラコステ」日比谷店
営業時間:11 :00〜20 :00
住所:東京都千代田区有楽町1丁目5-2 東宝日比谷プロムナードビル1階
ラコステお客さまセンター
0120-37-0202