編み機大手の島精機製作所は24日、2023年3月期の業績を下方修正した。売上高376億円(修正前は375億円)、営業損益が18億円の赤字(同8億円の赤字)、経常損益が13億円(同4億5000万円の赤字)、純損益が51億円の赤字(同12億円の赤字)に修正する。主力の中国市場の停滞が続き、固定資産の減損で31億円を計上する。下方修正は今期3度目で、20年3月期から4期連続の赤字になる。コロナ禍をきっかけに表面化した世界規模のアパレルサプライチェーンの変化が、横編機の世界的なリーディングカンパニーである同社の苦戦を長引かせている。
3月17日に発表した2022年4〜12月決算は、売上高が前年同期比19.3%増の268億円、営業損益が6億4400万円の赤字(前年同期は29億円の赤字)、経常損益が4億円の赤字(同23億円の赤字)、純損益が10億円の赤字(同26億円の赤字)だった。