コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)は、東京・南青山の青山店に2階を新設し、25日にリニューアルオープンした。同店は1989年に開業し、大規模な改装は99年以来24年ぶりとなる。
増床した2階は売り場面積400平方メートルで、内装は川久保玲が手掛けている。1階から「ジュンヤ ワタナベ マン(JUNYA WATANABE MAN)」「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」「コム デ ギャルソン・ガール(COMME DES GARCONS GIRL)」を移設したほか、新たに「ノワール ケイ ニノミヤ(NOIR KEI NINOMIYA)」の売り場も設けた。さらに「カリン マンスフィールド(CARIN MANSFIELD)」「エコール・ド・キュリオジテ(ECOLE DE CURIOSITES)」などの買い付け品も並ぶ。
新フロアの増床は、今年に入って施工を本格的に開始した。「服を大事にする」という考えのもと、ECでの買い物が浸透する中で、「作る人と買う人の気持ちが実際に見て感じることができる、リアルな店舗が大切」という思いで改装を行った。フロアの新設によって、売り場面積600平方メートルの1階には以前よりもゆったりとした空間を作った。1階奥にゆるやかに曲線を描く階段を作り、同フロアの静かな雰囲気を2階にも続けて、統一した空気感にこだわっている。
リニューアルを記念し、「クロムハーツ(CHROME HEARTS)」と協業した限定品を販売している。同ブランドは、コム デ ギャルソン青山店が1991年に日本で初めて取り扱いを開始した。限定品は、当時販売していた初期デザインを忠実に復刻した、レザージャケットやベストなど6型をそろえる。