ビヨンセ(Beyonce)と「アディダス(ADIDAS)」のパートナーシップが終了するようだと米「ザ・ハリウッドリポーター(The Hollywood Reporter)」誌が報じた。同誌によると、本件の関係者が「パートナーシップ解消について双方が合意した」と明かしたという。
「アイビーパーク(IVY PARK)」は、ビヨンセと英ブランド「トップショップ(TOPSHOP)」のフィリップ・グリーン(Philip Green)卿が2016年に共同設立したが、同卿のセクハラ問題などを受けて、18年にビヨンセが全株式を取得。19年からは「アディダス」と組み、「アイビーパーク」のアクティブウエアラインを再始動させていた。しかし、「ザ・ハリウッドリポーター」誌によると、ビヨンセと「アディダス」の間で「クリエイティブの方向性に大きな相違」が生じ、「ビヨンセは自身のブランドを取り戻し、自由な発想を維持することに前向き」だという。
2月にウォール・ストリート・ジャーナルは、「アイビーパーク」が2億5000万ドル(約325億円)の売り上げを見込んでいたところ、前年の売り上げ9300万ドルから50%以上減の4000万ドル(約52億円)にとどまったと報じている。この記事に対して「アディダス」は、「パートナーシップは強固なもので、成功している。われわれは引き続きお互いに良い影響を与え続け、共に作り上げた作品を誇りに思う」とコメントしていた。