「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は、パリ・ファッション・ウイーク期間中の3月4日(現地時間)、2023-24年秋冬コレクションを発表した。川久保玲デザイナーは今季、「はじまりに立ち戻ることで、新しいものが生まれる」ことを表現するため原点回帰。ベーシックな素材と自由なパターンで、ブランドの今を体現する抽象的なシルエットのドレスを作り上げた。
ショーの来場者は、やはり黒とボリュームで遊ぶ構築的なシルエットを取り入れた人が中心。そんな中、「コム デ ギャルソン」着用者の中で目を引いたのは、23年春夏コレクションのレトロな花柄生地で仕立てたアイテムだ。特にコクーンシルエットのスカートは、“アイテム被り”が続出。「コム デ ギャルソン・コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS COMME DES GARCONS)」の黒地に白の抽象的なフラワーモチーフをあしらったケープジャケットと「プラダ(PRADA)」の黒の厚底ローファー、「コム デ ギャルソン ガール(COMME DES GARCONS GIRL)」のフリル付きハンドバッグを合わせたモードなスタイルから、ピンクの「コム デ ギャルソン ガール」×「ルイスレザーズ(LEWIS LEATHERS)」のライダースジャケットと「コンバース(CONVERSE)」の“チャックテイラー”をコーディネートしたカジュアルなコーディネートまで、さまざまな着こなしが見られた。