ファッション

「ア ベイシング エイプ®」が150年以上の歴史を持つ日本の染め技法「注染」を使ったアイテムを発売

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®以下、ベイプ®)」は、日本伝統の染め技法「注染(ちゅうせん)」によるアイテムを発売中だ。日本の伝統技法や文化をストリート的な解釈でアップデートするライン“ジャパンカルチャー(JAPAN CULTURE)”のコレクションとして、世界に日本のモノ作りを発信する。

 注染とは、明治初期に生まれた染め技法。当時の生活雑貨の定番だった手ぬぐいや夏の浴衣などを染めるための技法として、京都を中心に広がっていった。生地の上から下へと染料を注ぎ、糸自体を染めるため、ムラ染めやタイダイ染めとは違う、独特のぼかしによるグラデーションが生まれる。色と色が混じり合う境界線のシャープさや、浅く染まった部分と深く染まった部分の色の自然なニュアンスなどが特徴。この注染の機械は現在日本に数台しかなく、希少な染色方法としても知られている。
 
 アイテムは、「ベイプ®︎」の代表的なモチーフである迷彩柄を注染で表現した。コーチジャケット(税込5万2800円)、クルーネックスエット(税込3万3000円)、半袖Tシャツ(税込1万9800円)、イージーショーツ(税込3万8500円)の全4型をラインアップし、柄はスウェーデン軍を意識したオリーブとブラウンで、各2色を展開。それぞれの背面左下に“エイプヘッド”と呼ばれる猿の顔を半調でプリントする。

 「ベイプ®」の正規取扱店舗と公式オンラインサイトで取り扱っている。

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