ファッション

晩年の坂本龍一が愛した「ジャック デュラン」の眼鏡

 3月28日に死去した世界的ミュージシャンの坂本龍一。訃報を受けて国内外の多くのクリエイターたちが、これまでの彼の功績に尊敬と哀悼の念を示している。

 晩年はガンとの闘病の傍ら創作を続けたが、近年の肖像におけるアイコンが丸眼鏡だった。眼鏡好きの間では、彼がフランスのアイウエアブランド「ジャック デュラン(JACQUES DURAND)」を愛用していることは有名だった。

 「ジャック デュラン」は仏「アラン ミクリ(ALAIN MIKLI)」などで経験を積んだジャック・デュラン氏が立ち上げたブランド。クラシックなフレンチアイウエアをベースに、ブラッシングによるつや消し加工とフラットなデザインが、どこかモダンな印象を作り出す。

 坂本が愛用した“パック 506(PAQUES 506)”はブランドを代表する1本。ベーシックなボストン型をやや太めのラインで仕上げたフレームが、細面で繊細な顔立ちの坂本によく似合っていた。坂本は生前、メディアなどに露出する際にはさまざまなカラーの“パック506”を着用し、特に黒と“トーキョー トートイズ”と名付けられたベッコウ柄を愛した。

 訃報を受け、「ジャック デュラン」は公式インスタグラムで過去の坂本のアーカイブ投稿を引用・回顧し、別れを惜しんだ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。