ファッション

晩年の坂本龍一が愛した「ジャック デュラン」の眼鏡

 3月28日に死去した世界的ミュージシャンの坂本龍一。訃報を受けて国内外の多くのクリエイターたちが、これまでの彼の功績に尊敬と哀悼の念を示している。

 晩年はガンとの闘病の傍ら創作を続けたが、近年の肖像におけるアイコンが丸眼鏡だった。眼鏡好きの間では、彼がフランスのアイウエアブランド「ジャック デュラン(JACQUES DURAND)」を愛用していることは有名だった。

 「ジャック デュラン」は仏「アラン ミクリ(ALAIN MIKLI)」などで経験を積んだジャック・デュラン氏が立ち上げたブランド。クラシックなフレンチアイウエアをベースに、ブラッシングによるつや消し加工とフラットなデザインが、どこかモダンな印象を作り出す。

 坂本が愛用した“パック 506(PAQUES 506)”はブランドを代表する1本。ベーシックなボストン型をやや太めのラインで仕上げたフレームが、細面で繊細な顔立ちの坂本によく似合っていた。坂本は生前、メディアなどに露出する際にはさまざまなカラーの“パック506”を着用し、特に黒と“トーキョー トートイズ”と名付けられたベッコウ柄を愛した。

 訃報を受け、「ジャック デュラン」は公式インスタグラムで過去の坂本のアーカイブ投稿を引用・回顧し、別れを惜しんだ。

関連タグの最新記事

コラムの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。