ファッション

高島屋の「デニム再生プロジェクト」初の製品化 不用品が「レッドカード」の新作ジーンズに

 高島屋の循環型社会実現を目指す取り組み「デパート デ ループ」は4月12日、「デニム再生プロジェクト」から初の製品を発売する。日本橋店、新宿店、横浜店、大阪店、京都店(以下、5店舗と呼ぶ)で扱う。

 同プロジェクトは、客から回収したデニム衣料を、倉敷紡績(クラボウ、大阪、藤田晴哉社長)の裁断くずをアップサイクルするシステム「ループラス」を通じて、本澤裕治が手掛けるブランド「レッドカード トーキョー(RED CARD TOKYO)」の新作に生まれ変わらせるもの。

 高島屋は昨年4月6~19日の期間、初めて「デニム回収キャンペーン」を5店舗で実施し、約1611kg(ジーンズ約4500本相当)を集めた。今回の第1弾はその一部を用いて、1年かけて製品化したものだ。

 「レッドカード トーキョー」のアイコンシルエット“30th アニバーサリー”と“リバティ”をベースにした2商品をそろえ、再生コットンを6%使用する。価格は各2万7500円(税込)だ。監修は本澤が担当した。

 高島屋は、「今後も役目を終えたデニム衣料を店頭で回収し、再生・販売するため、今年も4月12〜25日の期間、5店舗で『デニム回収キャンペーン』を実施する。デニム素材の衣料であれば、購入店やブランド、点数を問わず回収する」と話す。

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