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ZOZO、飛行機や新幹線通勤も可能に 交通費上限を月額15万円に引き上げ 

 ファッションECモール「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは4月3日、新たな人事制度や働き方として、「ゾゾ ワークスタイル(ZOZO WORKSTYLE)」を導入した。全社員対象に「住宅リモート手当」を月額で一律5万円支給すると共に、通勤にかかる交通費の上限を5万円から15万円に引き上げる。対面でのコミュニケーションから今後につながるヒントが生まれることもあるビジネス部門は週2日出社、3日リモートのハイブリッド型勤務制に変更。システムの開発部門は21年に導入した全国在宅勤務制度を継続し、エンジニアの採用競争力のさらなる向上をめざす。

 全体の基盤となる人事制度もより柔軟な形に変更し、個人の価値観やライフスタイルに沿った多様なキャリア形成を可能にする。等級・報酬・評価の仕組みを変え、管理職への昇格だけでなく、特定分野のスペシャリストとしてもキャリアアップできるようにした。また、これまでビジネス部門の社員向けに支給していた「自学手当」を全社員に拡大し、在籍期間が半年経過するごとに2500円ずつ、最大10万円まで支払う。また、カスタマーサポートや物流拠点勤務といった一部部署を除き、全社にフルフレックス制を導入、コアタイムを廃止した。

 交通費の上限引き上げについては、飛行機や新幹線、特急などの利用も可能にする。人事制度やコアタイム廃止は4月に既に導入。手当や出社スタイルの変更などは5、6月にかけて順次導入する。ZOZOの本社は千葉市。

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