東証スタンダード上場のヤマト インターナショナルが展開する「クロコダイル」は約40年ぶりとなるテレビCMを関西エリアで放映する。「クロコダイル」は今年が日本での販売開始から60周年となる。GMS(大型スーパー)を主販路とするヤマト インターナショナルは3月15日に2023年8月期業績の上昇修正を発表するなど好調に推移しており、約40年ぶりのテレビCMでさらなる業績拡大につなげたい考え。
CMは中心顧客層である「大人世代」の次の夢にフォーカス。キャストには一般人を起用。CMでも実際に50歳のエディトリアルデザイナーの男性がギターを制作する様子を移しながら「ギター職人」への思いを語るなど、キャストが次の夢を語る構成になっている。CMのラストカットには、販売している大型スーパーの「イオン」「イオンスタイル」「平和堂」「イズミヤ」「イトーヨーカドー」「オークワ」のロゴを訴求する。
「クロコダイル」は1952年に香港で誕生。1963年からヤマト インターナショナルが輸入販売を開始した、屈指の老舗ブランド。80年以降は同社が商標を買い取り、自社ブランドとして展開しており、全国の大型スーパーで875店舗(22年8月末時点)を展開している。