「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、全面改装中のニューヨーク・マンハッタン5番街本店を4月28日にオープンする。これに伴い、名称を“本店”から“The Landmark(ザ・ランドマーク)”に変更する。
同店は2019年2月に改装工事を開始。コロナ禍や、20年12月のLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)によるティファニーの買収を経て、4年ぶりのリニューアルオープンとなる。なお、20年1月には、本店の隣にあるビルにすべての店舗機能を移転させた期間限定の旗艦店「ザ・ティファニー・フラッグシップ・ネクストドア(The Tiffany Flagship Next Door)」をオープンした。
LVMHはこれまでも傘下ブランドの店舗を改装してきているが、情報筋によれば、1店舗にかける費用としては今回が最高額だという。店内の様子は現時点では公開されていないが、デザインなどは建築家のピーター・マリノ(Peter Marino)や設計事務所OMAのパートナーである重松象平らが手掛けている。なお、“ザ・ランドマーク”という名称は、同店の建物がニューヨークのランドマーク的な存在であることに由来するという。このため、“ザ・ランドマーク”と称されるのは同店のみで、ほかの主要な店舗は今後も旗艦店と呼ばれるようだ。
同店は28日に通常の営業時間通りにオープンするが、これに先立ち、27日には招待制のオープニングイベントを開催する。