グーグルはこのほど、対話型AIサービス「グーグル バード(Google Bard)」をリリースした。AIチャットボットの「チャットGPT(Chat GPT)」や「ユーチャット(YouChat)」、テキスト生成AIの「ジャスパー(Jasper)」に続く高機能AIツールとなる。「グーグル バード」では他のサービス同様、ユーザーはオープン・エンド・クエスチョンが可能。そこで米「WWD」は、「グーグル バード」と「チャットGPT」の双方に、300字でファッションをオシャレにするものは何か説明するよう質問を投げかけた。それぞれの回答は以下の通り。
「グーグル バード」
ファッション業界は、常に進化しています。そのため、何をオシャレとするかは季節ごとや年ごと、さらに言えば日ごとに変化しているのです。そして、次のような要素が関係しています。
・トレンド
セレブやデザイナー、ソーシャルメディアに左右されることが多いです。特定のスタイルが人気になると、それが瞬く間に広まります。
・セレブの支持
セレブが着た服は、すぐに人気が出ることがあります。特にファッションアイコンとして注目されている有名人の場合は、その傾向が顕著です。
・ソーシャルメディア
InstagramやTikTokのようなソーシャルメディアは、最新のファッショントレンドを知るのに最適です。ユーザーは、好きなセレブやファッションブロガーをフォローして着こなしを見たり、自分のコーディネートを投稿したりできます。
・ファッションショー
ファッションデザイナーが最新のコレクションを発表するのに最高の場です。ファッションショーには、セレブや編集者、その他の業界関係者が参加することもあります。
・ファッション雑誌
最新のトレンドを知るのに役立ちます。ファッション誌では、たびたびトレンドに関する記事や、デザイナーやセレブのインタビューが掲載されます。
つまり、これらの要素が組み合わさることで、オシャレなファッションはできあがります。流行の最先端でスタイリッシュ、なおかつユニークだと思われるスタイルが人気になります。
「チャットGPT」
ファッションは常に発展し続ける業界で、新しいスタイルやトレンドが毎シーズン生まれています。そして、ファッションをオシャレにするのは、デザインや素材、職人の技術、文化的影響といった様々な要素です。
ファッションデザイナーは、常に創造力の限界に挑戦し、新しいシルエットやパターン、色の組み合わせなどを試しています。芸術や歴史、音楽、ポップカルチャーなどの幅広い分野からインスピレーションを得て、ユニークで目を引く服を作り出します。そのデザインは、他とは一線を画すような個性やスタイルを主張するのです。
また、シルクやカシミヤ、レザーなどの上質な素材は、高級感だけでなく、服全体の美しさにつながります。素材の質感やひだ、重さによって見た目や手触りが変わり、より魅力が増します。
職人の技術も欠かせない要素です。細部へのこだわりと質の高い技術によって、素晴らしいものになります。テーラーから刺しゅう職人まで、熟練の職人が複雑でユニークな装飾を施すことで、特別な1着となるのです。
そして、文化的影響も重要です。ファッションは、社会を映し出すものにもなり得ます。デザイナーは、世の中からインスピレーションを受けているからです。普段着からオートクチュールまで、ファッションは作られた時代や場所の様子や信条、価値観を反映しています。
つまり、ファッションをオシャレにするのは、デザインや素材、職人の技術、文化的影響なのです。これらの要素が相まって、機能性と美しさを兼ね備えた、時代を映し出す服が生み出されます。ファッションは、ただの服ではなく芸術です。自己表現の手段として、自らが生きる世界を投影しているのです。