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女優ミシェル・ヨー(Michelle Yeoh)が、5月に開催されるカンヌ国際映画祭のオフィシャルディナーの場で、2023年度の「ウーマン・イン・モーション(Women In Motion)」アワードを授与されることが決定した。
「ウーマン・イン・モーション」は、映画やアート業界に貢献する女性に光を当て、業界内の男女平等を推進するケリング主催のカンヌ国際映画祭公式プログラムとして2015年に発足。今回のミシェルへの授与について、ケリング(KERING)のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)は「ミシェル・ヨーは、その象徴的な役を通して、あらゆるステレオタイプを打ち砕いてきた。カンヌ国際映画祭と共に、彼女の映画界への多大なる貢献と、次世代の才能を鼓舞する力を称えたいと考え、このたびの『ウーマン・イン・モーション』アワードの授与に至ったことは、当然の選択だった」と説明。また、映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(Everything Everywhere All at Once)」でアジア系女優として史上初めてアカデミー賞主演女優賞を受賞するなど、世界各国の賞レースを席巻したことに敬意を表しているという。
「近年、世間の意識は確実に高まっており、時代が変わりつつあると確信している。女性が、カメラの前でも後ろにいても、この世界の多様性や複雑さを反映した役を演じ、物語を語り続けるということが重要だ」。(ミシェル・ヨー)
ミシェル・ヨーは、 1962年生まれマレーシア出身。84年に香港でデビュー後、一時引退を経て97年にハリウッド進出。「トゥモロー・ネバー・ダイ(Tomorrow Never Dies)」や「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」などさまざまな作品に出演し、2023年に主演を務めた映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」でゴールデングローブ賞や全米映画俳優組合賞と共に、アカデミー賞でアジア系女優として史上初めて主演女優賞を受賞する快挙を成し遂げた。