「アウラ(AULA)」が2016-17年秋冬コレクションを発表した。
REPORT
ビンテージスタイルに落とし込む画家フリーダの女性像
MBFWT初参加の「アウラ」は、メキシコの現代画家フリーダ・カーロの詩からイメージを広げた。
乾いた土地を連想させるようなアースカラーで構成されたコレクションは、ラフィアや麻などの天然素材とトライバル柄のオーガンジーなどをスタイリングでミックス。コンパクトなトップスに、風になびくロングガウンやブランドが得意とするアシンメトリーなボトムスなどを合わせて、都会のリラックスを描いた。丈の長いボトムスは、脚の悪かったフリーダが好んで身につけていたアイテムでもある。
マルチカラーのストライプドレスや幾何学プリントのタイトスカートなども褪せた色みで提案し、テイストをまとめた。ターバンや三つ編み風の個性的なヘッドドレスが異国感を強めている。
さらに後半登場したのは、レーシーなトップスやツイードドレスなど、すべてモノクロームのアイテム。人生と葛藤しながらも、しなやかに芯を持って生きた女性像を現代的に表現した。