イタリア・フィレンツェのメンズ見本市ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO以下、ピッティ)は、6月13日~16日に開催するで第104回のゲストデザイナーに、「ERL」を手掛けるイーライ・ラッセル・リネッツ(Eli Russell Linnetz)を招待する。
リネッツはカリフォルニア出身で、6月14日にファッションショー形式で「ERL」2024年春夏コレクションを発表するほか、ファッションやデザイン、ライフスタイルをクロスオーバーさせたプロジェクトも実施する。
ピッティのコミュニケーション&イベントディレクターを務めるラポ・チャンキ(Lapo Cianchi)は、「文化やジェンダーへの言及を意識した折衷主義、ビジネスセンスと自由な創造性を融合させる才能、古今東西のアメリカン・クリシェの独創的かつ皮肉や不遜な姿勢による再解釈。これらは、私たちがイーライ・ラッセル・リネッツのプロフィールを見て興味を持ち、彼をフィレンツェに招きたいと思った要素だ。イーライは、カリフォルニアの太陽のような躍動感溢れる世界を創り上げている」とコメント。
リネッツは「私より先にこの道を歩いた長い英雄のリストに加わることに大きな興奮を覚えている。巨人の列に加わるためにカリフォルニアの波が空高く舞い上がり、フローレンスに砕け散る。ルネッサンスとマジック発祥の地――美しいものは、何もないところから生まれる。旅の続きは、魔法のメガネで覗いてみてほしい」と独特な表現で喜びを語った。