ビューティ

ロレアルのリュクス事業プレジデントが語る「イソップ」買収の狙い 「近い将来“ビリオネア・ブランド”に加わる」

有料会員限定記事

 仏ロレアル(L’OREAL)は4月3日(現地時間)、オーストラリア発のラグジュアリースキンケアブランド「イソップ(AESOP)」を手掛けるイソップ社の買収を発表した。イソップの2022年の売上高5億3700万ドル(約708億8400万円)に対し、取引額は25億ドル(約3300億円)以上と見られる。ロレアルは「イソップ」が近い将来、「ランコム(LANCOME)」「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」「キールズ(KIEHL’S SINCE 1851)」などの年間売上高数十億ドル(約1320億円)規模の“ビリオネア・ブランド”に加わると自信を見せる。

 ロレアルにとって過去最大規模となった今回のM&Aについて、シリル・シャピュイ(Cyril Chapuy)=ロレアル リュクス事業本部プレジデントに戦略を聞いた。

WWD:ロレアルが「イソップ」に惹かれた理由は?

シリル・シャピュイ=ロレアル リュクス事業本部プレジデント(以下、シャピュイ):「イソップ」はとてもユニークなラグジュアリービューティブランドで、私自身長らく追いかけ愛してきた。「イソップ」のデザイン主導なブランディングや高い効果実感、感性に響く商品、そして顧客を重視した小売哲学は、今日のビューティ市場において十分に差別化されている。

この続きを読むには…
残り809⽂字, 画像0枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。