ビューティ

MEGUMIが試した1000以上の美容法から厳選 自身初の美容本が予約集中で重版決定

MEGUMI

1981年生まれ、岡山県倉敷市出身。バラエティー番組や雑誌などを中心に活躍し、広く知られる存在となる。その後、映画やドラマ、舞台などへ出演し、活躍の場を広げる。20年にはその演技が評価され、映画「台風家族」「ひとよ」の2作品で第62回ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。現在は取締役として個人事務所や金沢に店を構えるカフェ「たもん」の経営も行う

 俳優やタレント、経営者として活躍するMEGUMIは、ダイヤモンド社から著書「キレイはこれでつくれます」を4月19日に発売する。同書では、美容好きで知られるMEGUMIがこれまでに試してきた1000以上の美容法から、多忙な中でも続けられ、結果が出たものを厳選して紹介している。本人のインスタライブで発売告知をすると予約が殺到し、アマゾンで総合1位を獲得、発売前にすでに重版が決定した注目の一冊だ。この世間の反応だけでなく、普段の仕事ぶりを見ても順風満帆に見えるが、美容にのめり込んだきっかけは「自分の顔がコンプレックスに感じたこと」だったという。今回は、MEGUMIに同書が生まれた背景や自身に影響を与えた美容の力、仕事観まで聞いた。

美容は心と密接に結びついている

WWDJAPAN:美容に目覚めたきっかけは?

MEGUMI:グラビアをやっていたので、10代後半から一カ月に何度も南国に行くような生活を送っていて、誰よりも日差しを浴びていました。当時はギャルブームだったので、サンオイルを塗って焼いていた時期もありましたね。それでも自分は肌が強いと過信していて、ケアは最低限。メイクを落とさずに寝てしまうこともありました。

 その結果、20代後半になる頃にはほうれい線がくっきり浮き出てきて、テレビ番組に出た時に「劣化した」と叩かれるようになったんです。同世代の芸能人がみんなきれいだったこともあって、自分の顔がコンプレックスになりました。そこで、美容を本気でやってみようと腹を括りました。良いと聞いたことは全て試して、トライアンドエラーを積み重ねてきました。

WWD:自分の見た目に自信が持てないのは苦しかった?

MEGUMI:そうですね。特に心ない言葉を浴びせられたのは相当ショックで、写真に写るとまた叩かれるかもしれないと、どんどんネガティブな思考になっていきました。それはプライベートにも影響して、もともといろんなことに挑戦して目標に向かうのが好きだったのに、少しずつ興味のあることが減っていきました。見た目が原因で、人生に対するモチベーションや行動力も失われていったのには、危機感を覚えましたね。

WWD:美容と心が密接につながっていることが分かった

MEGUMI:最近は自己肯定感について調べたり、考えたりすることも多いです。ニュース番組で日本人女性は世界の中でも特に自己肯定できている人が少ないと知って驚いたのですが、とある会社の調査では、多くの人が自分の肌がきれいな時に幸せを感じることが分かったそうです。

 大人になると忙しいし、母親でも「できます」って言わなきゃいけない瞬間がある。そんな中でちゃんと自分をケアして手綱を取れていないと、イライラしているように見られてしまったり、強い言い方をしてしまったりすることもあります。美容はたとえ自己満足の範疇だとしても、心の深いところと結びついているし、生活にも活力を与えてくれると思います。

WWD:本書では「安価なシートマスクでも生活の動線上に置いて毎日続ける」など、読者が無理なく実践できそうな内容を紹介している。紹介する内容や商品のセレクトではどんなことを意識していた?

MEGUMI:私自身ガサツだし、母親も役者も経営もやっていて時間がないので、とにかくハードルが低いものをセレクトしました。あと、高価な製品は良いものも多いけど、美容は続けないと意味がないので、金銭的にも無理なく生活に組み込んでもらえるような提案をしています。具体的な商品名と価格を掲載する点にもこだわりました。

WWD:美容に力を入れてみて、仕事にも変化があった?

MEGUMI:今回も自分が美容に関する本を出させていただけると思っていませんでしたし、これに付随して美容雑誌からのオファーも増えました。さらに、生き方や人生観についても聞いてもらえるようにもなり、これまでやってきたことが間違っていなかったんだと思うようになりました。

仕事で女性を勇気づけたい

WWD:俳優業のほかに監督やプロデュース業、店舗経営など多岐に渡って活躍しているが、多忙な日々の中で自分と向き合う時間をどのようにして捻出している?

MEGUMI:1日のスケジュールを紙に書き出しています。私はやりたいことも多いし、タスクをこなして消去していくのが楽しいのでスケジュールを詰めていて、朝8時からジムに行くこともあります。毎日のスケジューリングが人生に影響を与えると思うので、みなさんにも自分の気持ちいいペースを探りつつ、やる時はやる、休む時は休むとメリハリをつける方法はおすすめしたいです。

WWD:最近はインスタグラムでライブ配信をしたり、LINEで発信したりとファンとのコミュニケーションにも積極的だ

MEGUMI:インスタライブは、田中みな実先生に「本は自分で売らなきゃダメ」と言われて始めました(笑)。思った以上にコメントをいただけて嬉しいですね。私が美容好きだと知ってもらうようになってから、ファンとの関係の築き方についても考えるようになりました。昔は自分が売れたい、目立ちたいという気持ちが強かったけど、経験を積み重ねていくと女性として生きていく大変さが分かってきて。

 そこで、世の中の女性に寄り添って思いをシェアすることで、心の距離が近づくのはないかと考えるようになりました。自分がプロデュースする作品では、主人公の女性が成長していく物語にしたり、自分が出演する作品では、「女性を勇気づけることができるか?」という軸で考えたりしています。

WWD:最後に、同書の中で一番強調したいのは?

MEGUMI:繰り返しになりますが、美容にはただ見た目をきれいにするだけでなく、行動力や性格、人生観まで変える力があります。私も例外でなく、みなさんにも色々あると思いますが、美容は自分を変えるきっかけになるということをぜひお伝えしたいですね。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。