下町の職人でギルド(組合)を作り、切磋琢磨しつつも足りないところを補いあって、厳しい現状を打開するーー。そんな思いに心を打たれ、TOKYO KNITという組織を応援しています。
応援の一環として、この組織への加盟を望む中小企業の認証業務に携わったことがあります。認証委員の1人として、その企業が今後も生き残るには何が必要なのか?を一緒に考えているというカンジでしょうか?こんなご時世ですから、他の認証委員には「会社のホームページは、立ち上げていますか?」や「SNSの公式アカウントはお持ちですか?」なんて質問をして、独自の発信を促そうとする方もいらっしゃいます。もちろん、それができたら「とっても素敵!」だと思います。ただ一方で、独自の発信を生業としている身としては、「小さなモノづくり企業に、どこまでできるんだろう?」と思うことがしばしばです。だって26人の編集部員がそれぞれライターを抱え、記事の運用や分析についてアドバイスしてくれる部署や、クライアントから対価をいただきながらリッチなコンテンツを一緒に作る部署に囲まれている私たちでさえ、独自の発信は、決して簡単ではありません。だからこそ、それより小さな、モノづくりの組織がオウンドのHPを開設・運営したり、イマドキなハッシュタグを見出してSNSを効果的に運用したりは、正直現実的ではないと思うのです。
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